若山牧水生家

　眼下に坪谷川を、眼前に尾鈴山系のやまなみを臨む若山牧水の生家は、牧水の祖父健海によって１８４５年（弘化２年）に建てられました。 　その後たびたび修復が施されてはいますが、囲炉裏や、牧水が「ことん」と音をさせて生まれた縁側など、牧水が家族と過ごした幼少期時代の面影をそのまま残しています。 　昭和４１年に史跡として県の指定を受けました。 　生家前には牧水と妻喜志子の夫婦歌碑が並び、生家裏山には牧水がよく寝ころんでやまなみを眺めていたという大きな自然石の歌碑があります。