牧水記念文学館

若山牧水の生家と坪谷川を挟んだ向かいの丘陵地に牧水公園が整備され、美しい自然に囲まれた憩いの場となっています。若山牧水文学館は、その牧水公園内に牧水生誕120年を記念して新築され、平成17年4月に開館しました。 　県産材のスギやヒノキを用いた木の香ただよう木造平屋で、明るく開放的なロビーでは、牧水の生い立ちをわかりやすく映像でご紹介します。３つの展示室では、第１展示室に牧水直筆の掛軸や原稿、愛用品などを展示、第２展示室では東郷町出身の詩人で中原中也と親交の深かった高森文夫の資料を展示、企画展示室では歴代の若山牧水賞受賞者についての紹介や、不定期で企画展を開催しています。 　かつて牧水が眺めていた頃と変わらぬ自然豊かな風景の中で、近代文学の世界をゆったりと楽しめる施設です。