鉢伏山ブナ林

鉢伏山は町の最高峰で標高が５４３．６ｍ。能登一の長流・町野川の水源である。山頂には国土地理院の一等三角点がある。 　山頂付近には低山帯には珍しいブナ林が残り、その貴重さから、昭和５８年１月には朝日新聞社と（財）森林文化協会の「２１世紀に残したい日本の自然百選」に選定された。この直後に、白滝自然林と呼ばれるブナ林（約１０ha）が売却・伐採されそうになったが、町（旧柳田村）が土地ごと買い戻し保護したとして話題になった。 　かつての鉢伏山山塊は、古代奥能登修験道の霊地でもあった。近年では鉢伏山でのエコツアーが注目を浴びている。