百楽泉

この温泉は「ふるさと創世事業」の一環として着工し、平成3年12月に完成した。地下1,000メートルの掘削により湧出した「百楽泉」の湯は、近辺に見られる茅ヶ岳火山や黒富士火山の火山性温泉とは異なっている。湧出している温泉の最大深度は海面下620メートル、湯温は31度の低温泉で、掘削動力による揚水量は毎分809リットルという膨大な湯量である。泉質は単純アルカリ性温泉で、ややぬるめの湯にゆったり入浴することにより温泉効能がより高められるという特性を有している。環境的には富士山、茅ヶ岳、八ヶ岳、南アルプス等の勇姿が一望できる。適応症は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進等。当温泉は近隣の評判も良く、他市町村の人々にも多く利用されている。