大弐学問祭

山県大弐は、享保10年（1725）巨摩郡篠原村（現甲斐市篠原）に生まれたと伝えられる江戸時代中期の学者であり、尊王論者である。江戸で私塾を開き医学や兵学、儒教などを教えていたが、明和3年（1766）の明和事件に連座して捕らえられ、翌年処刑されたという。山県神社は山県大弐を祀った神社である。大弐学問祭は「郷土の生んだ大学者山県大弐の遺徳を顕彰するとともに、このまつりを通じて市民のふれあいを目指し、協調と融和に満ちた郷土づくりに資するものである」という趣旨の基に始められた。学問成就祈願のほか、仮装行列の行進や神輿渡御が行われる。