窓安寺

山門をくぐって奥の左手に、市の文化財に指定された石造りの不動明王と地蔵菩薩が並んで立っている。地蔵菩薩の光背には「永禄三庚申十二月四日施主敬白」の銘があることから、どちらの石仏も西暦1560年、朝倉氏の時代に作られたものと思われる。不動明王は2.3m、地蔵菩薩は2.15mもあり、当時の石仏としてはかなり大型で珍しいもの。朝倉氏とゆかりの深い天台宗の寺で、天文2年（1533年）にこの場所に移ったと伝えられている。