嵯峨島火山海蝕崖

さがのしまかざんかいしょくがい

嵯峨島は、三井楽の西岸から4キロ沖合に黒潮の流れに抗して浮いているような小さな島である。北の男岳のホマーチ(臼状)火山と、南の女岳アスピーチ(楯状)火山が接合してできた島で、周囲約13キロ、全島が溶岩と凝灰岩によって形造られています。島西海岸の浸食は、東シナ海の激しい波浪を受け、量火山とも火口付近まで削り取られ、垂直に海蝕崖の絶壁を造っています。男岳と、女岳の接合部、西岸一帯は通称「千畳敷」の名で親しまれていますが、畳を敷いたような海岸風景や、県の天然記念物に指定されていう火山海蝕崖が続き、ここまでは、多くの奇岩、海食洞、海蝕崖を見ることができます。中でも火山活動による放射物の層理や、広々とした平坦な岩礁はすばらしく、火山の模型を見るようで地学的にも世界でも珍しい重要な科学的資料となっています。また波浪によってそっくり抜かれた洞門、ポットホールなど訪れる人の目を楽しませてくれます。

郵便番号8530611
住所長崎県五島市三井楽町嵯峨島
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