黄島熔岩トンネル
おうしまようがんとんねる黄島は、五島市崎山の南方9キロの海上にある火山島で、火山墳砕屑岩と溶岩から構成されています。島の東部には、標高91メートルの噴石丘が形成され、経400メートルの円弧状火口があり、火山底やその周辺には火山弾が散在しています。崖面には、多数の溶岩洞が見られますが、指定の溶岩トンネルは海底2メートルの高さの所に開口し、北に向かってほとんど一直線に延びています。これは、火山活動によって噴出した柔らかい玄武岩質溶岩が波打ちながら流れ出る際、溶岩の表面と下部が固結して、内部の固結していないおかゆ状の溶岩が流出して空洞を作ったものです。奥行きは132メートル、そこは前半50メートルまでがほとんど水平で、その先は次第に高くなり入口より90~100メートルの間は、40度の傾斜をとって、現在まで完全に保存されています。また内部の壁面には流痕、鍾乳洞が見られます。
郵便番号 | 8530061 |
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住所 | 長崎県五島市黄島町 |
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