桜櫓館
おうろかん桜櫓館は大館市、市制施行前の最後の町長を務めた桜場文蔵氏の私邸。建築の特徴としては、2階の屋根に突き出るように四方にガラス窓を配した展望台を作った事にあります。 京間(一間6.3尺=約1.910m)の造りで、普通の部屋より一回り広く造られています。 この建物の見どころは前述の展望台の他に、ケヤキの大梁と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押も、継ぎ足す事なくすべて長尺を使用している点や、各部屋の付書院・部屋の障子や階段の手すりにも繊細で高度な技術が施されている点、武家屋敷に見られる格式の高い「起リ破風(ムクリハフ)」のついた玄関なども一見に値します。 桜櫓館は、大館旧市街地が度重なる大火に見舞われながらも奇跡的に残る、市街地では数少ない昭和初期の本格木造建築として貴重な存在です。 昭和55年(1980)、大館郵便局の局舎新築に際して、建物を曳き屋して現在地に移転しました。
郵便番号 | 0170891 |
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住所 | 秋田県大館市字中城13-3 |
URL | http://www.city.odate.akita.jp/dcity/sitemanager.nsf/doc/c-11?OpenDocument |
電話番号 | 0186-42-0319 |